北区 大成町・東大成町・宮原

 

大成町稲荷第二公園前 北区大成町4

DSC_7356.JPG
公園の西南角にタイプの異なる三基の庚申塔。

DSC_7357.JPG
元禄14(1701)笠付角柱。右側面に「奉建立庚申供養為二世安樂」左側面には
年号に続き武州足立郡大成村。正面、三猿の下に結衆13名の名前を刻む。

DSC_7358.JPG
正面、日月雲、深く掘り窪めた中に青面金剛立像 合掌型六臂。後左手にショケラ。
邪鬼は正面向き、腕をM字に張る。二鶏は三猿の脇に彫られる。変わった構成だ。

DSC_7359.JPG
明和3(1766)板駒型。青面金剛立像 合掌型六臂。大きめな邪鬼は頬杖をつく。

DSC_0737.JPG
右側面 脇に武州足立郡大成村。中央に「庚申待石橋供養」と彫る。

DSC_0746.JPG
天保2(1831)正面に「庚申塔」右側面には年号、左側面に武州足立郡大成村講中。
下の台の両側面には24名の名前を刻む。

DSC_0744.JPG
下の台の正面に三猿。この三猿の構図は見沼区片柳の万年寺の庚申塔と似ている。
地域的には近くないが、関連があるのだろうか?

旧中山道猿田彦祠 北区東大成町2

DSC_1918.JPG

 

旧中山道、東大成町交差点のすぐ南、猿田彦大神という額がかかった小堂が立つ。

DSC_0810.JPG
元禄10(1697)舟形光背。日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂 二鶏三猿


DSC_0812.JPG
三猿の下に男女36名の名前を刻む。三猿の脇に平方村石屋治兵衛の銘。

宮原南公園 北区宮原町2

DSC_8670.JPG
宮原南公園の北東の一角に石塔と小堂が立つ。

DSC_8672.JPG
右の小堂の中に庚申塔元禄3(1690)舟形光背。日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。
前の柵が迫りすぎてうまく写真が撮れない。

DSC_8674.JPG
表面は風化が進む。光背右下に「奉造立庚申供養」足元には三猿が見える。

天神橋バス停横路傍 北区宮原町4

DSC_8658.JPG
中山道の西路傍、天神橋バス停の近くに庚申塔。

DSC_8661.JPG
元禄3(1690)舟形光背。日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂 邪鬼・二鶏。
光背右「奉造立庚申供養為二世安楽所」

DSC_0801.JPG
邪鬼の下に大きめな三猿。三猿の下に19名の名前を刻む。

宮原駅東口北線路付近路傍 北区宮原町3

DSC_8654.JPG
宮原駅東口、線路沿いに北に歩くと路傍に庚申塔。

DSC_0795.JPG
元禄6(1693)舟形光背。日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂 二鶏・三猿。
光背右「奉庚申供養二世安楽所」左脇に武州足立郡吉野村。

DSC_0794.JPG
三猿の下に8名の名前を刻む。この三猿とその下に施主名を刻む様子が、今日見た
東大成の猿田彦祠の庚申塔、天神橋バス停横の庚申塔とよく似ている。それぞれ
元禄3、元禄6、元禄10と時期も近い。同じ系統の石工の作品なのだろうか。

以上、この地域では7基の庚申塔がみつかりました