北区 日進町

 

日進小学校南路傍 北区日進町2

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日進小学校の西を通る道を南に歩くと左側路傍に庚申塔。

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元禄4(1691)舟型光背 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂 足の両脇に二鶏を彫る。
光背の上部中央に奉造立、右脇に庚申塔諸願成就祈所。左脇下部に下加村。

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下部に三猿。邪鬼は見えない。さらにその下に願主として20名の名前を刻む。

氷川神社前 西区日進町1

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氷川神社の入り口右手に立つ小堂の中に庚申塔。

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延宝8(1680)彫りが薄くて字が読みにくいが、正面に「奉造立山王大権現社塔」
中央に断裂跡があり、そのあたりから下の部分は一部剥落。下部に三猿を彫るが、
一番右の猿は剥げ落ちて形だけが残っている。

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両側面に「南無阿弥陀佛」と彫られ、その下にそれぞれ数名の名前を刻む。

金剛院 西区日進町1

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金剛院の境内の西の塀の前に石塔が並ぶ。中ほどに庚申塔 延享5(1748)板駒型。

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上部に日月雲、続いて梵字の左右に「天下泰平」中央に「青面金剛供養塔」
右下に講中十六人惣村中、左下に下加村導師 僧名を刻む。

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下部に三猿。動きに変化があり楽しげな雰囲気。見沼区系の影響だろうか。

日進駅北口駅前 北区日進町2

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日進駅北口の目の前の駐車場の前の小堂の中に庚申塔。

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元禄16(1703)板駒型 日月雲 青面金剛立像 六臂 右手に羂索、左手にショケラ。

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下部、邪鬼と三猿の間の部分に「奉造立青面金剛尊像現當」隣に年号を彫る。
続いて十数人の名前があり、左端に武州足立郡上加村庚申講結衆と刻む。

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小堂の裏に隠れるように二基の石塔。馬頭観音と庚申塔。明治26(1893)山型角柱
中央正面「猿田彦命」左脇に願主 個人名。下部に三猿。

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三猿は手足の指の一本一本、顔の表情まで非常に丁寧に彫られている。

日進駅北東路傍 北区日進町2

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日進駅北口の東の広い通りを北へ歩くと左側路傍の小堂の中に庚申塔。

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宝暦4(1754)板駒型 青面金剛立像 六臂 右手に剣、左手にショケラ

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右側面に武州足立郡上加村。その下に 東 はらいち いわつき みち。
左側面には「奉供養庚申講○○邑仲」左脇に年号、下に 南 よの
北 おけがわ あげを みち と刻む。

新大宮バイパス日進(南)交差点東路傍 北区日進町3

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JR宮原駅の西、新大宮バイパス日進(南)交差点の手前を南に歩くと左側の
住宅の庭先に三基の石塔が並ぶ。馬頭観音塔を挟んで二基の庚申塔。

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元禄14(1701)板駒型 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。左肩に年号、右肩に
「奉造立庚申供養」足元に邪鬼、その両脇に二鶏、下部に三猿を彫る。

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三猿の下、西谷村、寄進浄○、願主 九人などと刻まれている。

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明和元年(1764)板駒型 日月雲 青面金剛立像六臂 右手に剣左手にショケラ。
足の両脇に二鶏。足元に正面向きと横向きのブルドッグのような二匹の邪鬼。
さらにその下に三猿を彫る。ここでも三猿は自由でくつろいでいる。

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青面金剛の腰にしがみつくショケラ。このあたりの彫りは結構細かい。

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三猿の下の台は半ば地中に埋もれているが、「奉供養庚申待or庚申塔」だろう。
左隅には講中と刻まれている。

以上、この地域では8基の庚申塔が見つかりました。

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(上の写真)2011年12月に万福寺を訪ねた時に塀の前に庚申塔 宝暦10(1760)を
確認したのですが、その後再訪したところその姿が見当たりません。今回は
カウントしませんでした。それにしてもどこに行ったのでしょうか?