百体庚申社 北区土呂町 [地図]

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大宮公園駅の東、立体交差で東武野田線の線路と交差する産業道路を北へ
降りきったあたりの西側の道沿いに百体庚申社がある。

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庚申塔 明治4(1871)地元の新見氏が毎年庚申の日に石像の猿を約17年間奉納
し続けたものだという。よく見ると猿はそれぞれ違った表情をしている。

地蔵堂西路傍 北区土呂町 [地図]

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百体庚申社の北で産業道路を横切りそのまま細い道を東に進むと、まもなく
旧原市道に出る。その角のあたり、小高くなったところに古い祠が見える。

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傾きかけた祠に祀られているのは庚申塔 文政13(1830)の文字塔だった。

土呂の地蔵堂 北区土呂町 [地図]

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さらに東に進むと左手に地蔵堂が見えて来る。入口に石塔が並んでいた。

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左 地蔵菩薩立像 相当古いのだろう像も台座も崩れかけている。詳細不明。

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真ん中は比較的新しいお地蔵様。右 正面に大きく奉納日本神社佛閣拝礼と
彫られた石塔 嘉永2(1849)左側面に世話人10名の名が刻まれている。

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上部に彫られているのは大日如来坐像 凝った文様の中に印を結んで座している。

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地蔵堂の前、左には百箇所観音供養塔 安永9(1780)上部に地蔵菩薩坐像
正面には奉納西國坂東秩父と彫られていた。

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お堂の前、右には地蔵菩薩立像 寛保元年(1741)頭部には輪光背が見える。

神明神社 北区土呂町2 [地図]

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土呂駅の北東500m程、見沼公園の南に神明神社がある。入口に庚申塔が並ぶ。

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左 庚申塔 元文5(1740)青面金剛立像 合掌型六臂 カビが多く彫りも浅め。

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下部に邪鬼と三猿が彫られている。三猿の下に施主8名の名前が刻まれていた。

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中 庚申塔 文政5(1822)彫りのはっきりした文字塔。台座に三猿がいる。

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右 庚申塔 宝永2(1705)正面中央に奉造立庚申諸願所と彫られている。
下部に大きく三猿。その下に15名の名前が刻まれていた。ここに並ぶ
三つの庚申塔はそれぞれタイプが異なり時代も離れている。

阿弥陀堂 北区土呂町2 [地図]

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神明神社の北西100mの位置に阿弥陀堂がある。墓地の入口に石塔が見える。

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百箇所観音供養塔 天明5(1785)奉納坂東西国秩父百ヶ所諸願成就二世安楽。
台座に講中22名の名前が刻まれていた。