北区 奈良町・別所町・吉野町・今羽町

 

観音堂南路傍 北区奈良町

DSC_1757.JPG
観音堂の南、住宅街の角に立つ小堂の中に庚申塔。

DSC_8566.JPG
元禄13(1700)板駒型 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。蛇冠三眼。正面向きで
腕をM字に張った邪鬼とその下に三猿を彫る。左脇に奈良瀬戸村施主二十四人。
右脇に「奉造立青面金剛尊像現當成就祈所」と刻む。

DSC_8570.JPG
隣には庚申塔 文化10(1813)左側面に あきば道。下部に講中二拾人。

別所町鈴木宅 北区別所町

DSC_8560.JPG
別所公園の南西、民家の庭の角に文字塔の庚申塔。

DSC_0407.JPG
明治25(1892)駒型 日月雲 中央に「庚申猿田彦尊」願主 鈴木氏。

庚申公園 北区別所町

DSC_0470.JPG
庚申公園の北東の隅に鳥居と祠が立つ。隙間から覗くと薄暗い中に庚申塔。

DSC_8558.JPG
宝暦4(1754)板駒型 青面金剛立像 剣ショケラ持ち六臂。足の両脇に二鶏。
二匹の邪鬼を踏む。

DSC_0477.JPG
邪鬼の下部の鳥居のあたりに三猿が彫られている。

北信倉庫角 北区吉野町2

DSC_8539.JPG
上尾市との市境にぶつかる手前の倉庫の角に庚申塔 文政7(1824)山型角柱
正面に大きく「庚申塔」左側面に武州足立郡吉野原村鈴木講中。世話人二人。
さらにその中央に 左 はらいち と刻む。

DSC_0441.JPG
右側面には年号と 右 いわつき。道標としてわかりやすい。

大宮卸売市場東食堂の駐車場 北区吉野町2

DSC_0489.JPG
大宮卸売市場の東、産業道路東側にある食堂の駐車場の小堂の中に庚申塔。

DSC_8532.JPG
宝暦13(1763)笠付角柱 正面中央に「庚申供養塔」右側面に年号。左側面に
武州足立郡吉野原村 講中二十六人。下部に可愛く三猿を彫る。

吉野神社 北区吉野町1

DSC_8681.JPG
吉野神社の境内の南西の角のあたりに新しい小堂が立つ。中に庚申塔。

DSC_8684.JPG
元禄13(1700)笠付角柱 青面金剛立像 合掌型六臂 蛇冠三眼。足の両脇に二鶏。
右脇に武州足立郡吉野村つづいてその横に「奉待庚申供養講諸願成就所」
像自体に厚みがあり、細部まで丁寧に彫られている。

DSC_0499.JPG
下部に邪鬼と三猿。その下、塔と台、それぞれ三面におびただしい人の名前。
資料によると男女76名になるという。

真福寺西路傍 北区今羽町

DSC_8689.JPG
真福寺の西、細い道の脇の松の木の下に立つ小堂の中に庚申塔。

DSC_8691.JPG
寛政8(1796)山型角柱 正面に大きく「庚申塔」左側面 武州足立郡今羽村
台に講中と彫る。

真福寺東南入口路傍 北区今羽町

DSC_8692.JPG
真福寺の東南入口、今羽町自治会集会場付近の路傍に立つ小堂の中に庚申塔。

DSC_8693.JPG
宝永6(1709)山型角柱 青面金剛立像 合掌型六臂。正面向きM字型の邪鬼。
下部に三猿。右側面「奉造立庚申供養二世安樂」左側面 武州足立郡今羽村。

DSC_0504.JPG
三猿の下、施主として10名の名前を刻む。

以上、この地域では9基の庚申塔がみつかりました。