見沼区 蓮沼・東門前・宮ケ谷塔

大宮園芸角 見沼区蓮沼

DSC_7408.JPG
東武野田線七里駅の西、踏切のすぐ北にある大宮園芸のビニールハウスの角に
小堂が立ち、中を覗くと庚申塔が祀られていた。

DSC_0302.JPG
天保5(1834)板駒型 青面金剛立像 剣ショケラ持ち六臂。右側面には蓮沼村、
左側面に年号とともに 願主 個人名を刻む。

蓮沼会館西 見沼区蓮沼

DSC_7413.JPG
県道2号線蓮沼交差点の東、蓮沼会館の西隣に立つ小堂の中に二基の庚申塔。

DSC_7414.JPG
正徳6(1716)笠付角柱 青面金剛立像 合掌型六臂。合掌した青面金剛がショケラを
持つ場合、上左手が多く、たまに上右手を見かけるが、この像のように下右手は
珍しいと思う。二鶏・邪鬼・三猿が揃う。台の正面には卍と輪宝を彫る。

DSC_7418.JPG
塔の右側面 年号の隣に「奉建立庚申供養諸願成就」「念佛供養為二世安楽」
さらにその下に 蓮沼之内猿ヶ谷戸村と刻む。

DSC_0317.JPG
左側面には明和四年「奉彩色庚申供養」願主二名の名前に続き講中と刻む。
1716年に建立されてから50年後に彩色供養されたものらしい。

DSC_0319.JPG
文政10(1827)山型角柱 正面 日月雲。大きく「庚申塔」

DSC_0307.JPG
左側面 猿ヶ谷塔村と彫る。

東門前第一自治会館前 見沼区東門前

DSC_0351.JPG
東門前第一自治会館の敷地の南の隅、雨よけの下に石塔が並ぶ。一番奥に庚申塔。

DSC_7489.JPG
天明2(1782)笠付角柱 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。邪鬼も合掌している。

DSC_0363.JPG
下の台の正面に三猿を彫る。塔と台はなぜかかなりずれている。

DSC_0359.JPG
塔の左側面 武州足立郡南部領門前邑 右側面 年号の右脇に 延命院在住法印浄賢講中

16号線宮ケ谷塔交差点北路傍 見沼区宮ケ谷塔1

DSC_9039.JPG
国道16号線宮ケ谷塔交差点の北東、東武野田線の踏切近くに庚申塔。

DSC_0703.JPG
享保3(1718)笠付角柱 正面彫り窪めた中に青面金剛立像 合掌型六臂。
上左手にショケラを持つ。足元には正面向きM字型の丸顔の邪鬼。
外の部分、上部に日月雲、下部には二鶏と三猿。

DSC_0706.JPG
塔の右側面 梵字の下に「奉造立庚申供養現當諸願各成就敬白」と彫る。

DSC_9045.JPG
左側面 年号に続き、中央に武州足立郡宮箇谷塔村、その両脇に講中男四十四人
講中女四十六人と刻む。