原山稲荷神社隅 緑区原山1 [地図]

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国道463号線原山交差点のところにある原山稲荷神社の隅に庚申塔が立っていた。

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庚申塔 正徳3((1713)青面金剛立像 合掌型六臂 全体に素朴な感じのする彫りだ。
邪鬼の頭が右にある。左側面に木崎領原山村。台の正面に数人の名前があった。

国道463号線北原山バス停付近路傍 緑区原山2 [地図]

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国道463号線北原山バス停付近、歩道橋のある交差点の角に小堂が立っていた。

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中に祀られていたのは地蔵菩薩立像 全体に剥落していて詳細はわからない。

浦和パークハイツ東路傍 緑区原山2 [地図]

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上の小堂のある交差点から北に向かいバイパスを超えたあたりにパークハイツが
ある。東の路傍に祠が立っていた。

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中に祀られていたのは馬頭観音立像 明和2(1765)慈悲相 三面六臂 光背の一部が
欠け、顔などを中心に風化が進んでいる。

薬師堂墓地 緑区原山4 [地図]

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北原山バス停付近の交差点から南に向い突き当たったあたりで道は微妙に
入り組むが、南東に向かう道に入る。少し行くと左手に墓地が見えてくる。
墓地の東側の入口から入ると、塀の前に石塔が多数ある。大きな庚申塔の
前に小さな板碑が並び、横に5基の石塔が立っていた。

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庚申塔 正徳3(1713)青面金剛立像 合掌型六臂 笠付の恰幅のいい庚申塔。
青面金剛も厳しい表情をしている。右側面に奉供養庚申塔 大谷口房在家村
左側面に講中三十二人と刻まれていた。

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その左隣 地蔵菩薩坐像 正徳3(1713)光背上部に百日夏念佛と刻まれている。
その左の脇には在家村の文字が見える。この白カビなんとかならないものか。

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薬師会館の裏、墓地の一角に三基の石塔が並んでいた。

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左 庚申塔 元禄6(1693)青面金剛立像 合掌型六臂 こちらもカビがひどい。
光背右 奉納庚申待二世安楽だろうか。三猿の下の台正面に施主と思われる
10名ほどの人の名前が刻まれていた。

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真ん中 普門品供養塔 嘉永2(1849)台正面に大きく講中と彫られている。

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右 地蔵菩薩立像 宝暦8(1758)下の台に奉納大乗妙典六十六部供養塔と刻む。
右側面に6人の名前が見える。左側面には足立郡大谷口村と刻まれていた。


玉蔵院歴代住職墓地 緑区原山3 [地図]

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浦和駅東口から日の出通りを東に向い産業道路を越えてすぐ左折すると広い
玉蔵院の墓地がある。東の端のあたりに歴代住職の墓地があった。入口の
両側に六面石幢が立ち、その奥に大型の五輪塔などが見える。

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左 六面石幢 元禄3(1690)奉造立六地蔵申庚供養と読める。庚申供養なのか?

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六面に六地蔵が彫られている。一部カビがついているが比較的きれいだ。

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右 六面石幢 寛永15(1638)奉造立六地蔵念佛願一結諸衆二世成就所と刻む。
左に比べるとこちらのほうがややずんぐりとしているようだ。

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こちらにも六地蔵が彫られている。立派な笠のためか保存状態もいい。

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一番奥 五輪塔 宝永7(1710)高さ280cm。圧倒的なボリュームだ。

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右手には慶長5(1600)から寛文4(1664)まで江戸前期の宝筐印塔が並んでいた。

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もう一基の五輪塔 享保11(1726)高さ250cm。これもかなり大きい。

中尾小学校西 県道1号線路傍 緑区原山4 [地図]

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県道1号線、日の出通りとの交差点から100mほど北の西側路傍に小堂があった。

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前にフェンスがあって道路側から中が見えにくい。

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左 百観音供養塔 弘化2(1845)正面に秩父西國坂東 百番観世音菩薩と彫られる。
右側面 北 原市 南 江戸 左側面には 西 浦和と刻まれていた。

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真ん中に奉造立地蔵尊と刻まれた台があった。天明2(1782)大谷口村とある。
こちらも右側面に 北 岩付道 南 江戸 左側面に 西 浦和道と刻まれていた。

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右に地蔵菩薩立像 蓮台から上の部分である。左の台の上にあったものだろう。
こういった例はいままで見たことがなかった。なぜ分けたのだろうか?

太田窪北交差点角駐車場 緑区太田窪3 [地図]

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産業道路と日の出通りが交わる太田窪北交差点の南東の角、コンビニの駐車場の
塀の前に笠付の庚申塔が祀られていた。

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庚申塔 元文2(1737)青面金剛立像 合掌型六臂 手と足に白く補修跡が見える。
右側面に奉待庚申供養塔 左側面に木崎領太田窪村講中三十人と刻まれていた。

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台に三猿。二匹の猿は正面を向き、右の猿は左足を投げ出しハスを向いている。
こんなパターンも時々見かける。台の上には可愛い石板が乗っていた。