桜区南元宿

 

旧長福寺北路傍 桜区南元宿1-1[地図]


旧長福寺墓地から北へ進んだ先のT字路、駐車場の電信柱の脇に石塔が立っている。


道標。塔の正面はかなり風化が進み、一部剥落、真ん中あたりに断裂跡もあり、銘は全く見当たらない。


塔の左側面、一部剥落もあるが読み取ることができるかぎりでは「・・百不動・・・四町四間?」おおそ500m、このあたりの「足立百不動尊」を調べてみると、55番に華蔵院があり、その道標と思われる。


右側面上部は銘が読めないがおそらく紀年銘があったのだろうか。左のほうにかすかに「よの」らしく見えるがよくわからない。下部には本宿村 願主とあり、個人の名前が刻まれていた。

旧華蔵院墓地 桜区南元宿1-13[地図]


県道57号線の南元宿交差点のすぐ西の路地を南へ進むと左奥に旧華蔵院の墓地がある。墓地のブロック塀の脇に小堂が立っていた、写真左の建物は「南本宿不動尊」

小堂の中 寒念仏供養塔 正徳4(1714)大きな四角い台の上、舟形光背に地蔵菩薩立像を浮き彫り。


円光背を負ったお地蔵様。風化のために像の細部は摩耗して丸くなっていた。胸に梵字「カ」光背右脇「奉造立寒念佛供養」左脇に造立年月日。


右下に本宿村、左下に同行十五人と刻まれていた。