毘沙門堂 緑区松木2 [地図]

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東浦和駅前通り、芝原一丁目の交差点を超えて北に進むと左手にヨークマートが
あり、その路地を西に入ると毘沙門堂がある。門を入った右側六地蔵の奥、壁際に
お地蔵様が立っていた。なぜこんな狭いところに祀られたのだろう?

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地蔵菩薩立像 享保17(1732)光背右に奉造立地蔵尊為二世安楽也と彫られている。

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門を入った逆側には角柱型の石塔が並んでいた。

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左から 普門品供養塔 文化2(1805)台の正面に大きく松木講中と刻まれていた。

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隣 納経供養塔 享保9(1724)正面に大きく奉納大乗妙典六十六部諸願成就とある。
左側面にはこれも大きく他力本願之施主と彫られていた。

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さらに右側に 納経供養塔 宝暦元年(1751)正面に奉 納大乗妙典六十六部供養塔、
三室村松ノ木 願主 善當とあった。左側面には村々志之施主中の文字も見える。

毘沙門堂南西路傍 緑区松木2 [地図]

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毘沙門堂を出て50mほど西を左折すると三差路の角の空き地に石塔が並んでいた。

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右から馬頭観音塔 文久元年(1861)正面下に講中と刻まれている。

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庚申塔 享保8(1723)青面金剛立像 合掌型六臂 両側面に結衆23名の名があった。

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馬頭観音立像 寛保元年(1741)三面六臂 慈悲相 白カビが目立つ。

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馬頭観音立像 安永5(1776)二臂 慈悲相 光背右は奉建立馬頭観音だろうか?

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馬頭観音立像 忿怒相 二臂 左側面に松木講中とある。それ以外は不明。

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最後は文字塔二基。右 安政5(1858)と 左 弘化3(1846)である。

松木地蔵堂 緑区松木3 [地図]

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毘沙門堂を出て東に向い東浦和駅前通りを越えて150m程先を左折、坂を
登って行くと左手に松木地蔵堂がある。右手に六地蔵が祀られていた。

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六地蔵の奥、阿弥陀如来立像 正徳3(1713)足元の樽型の台の正面に信州
善光寺如来 四拾八度と刻まれている。右側面には他力本願供養とあった。
顔が崩れてしまっているのは残念だ。

三室堂南路傍 緑区松木3 [地図]

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東浦和駅前通り、松ノ木バス停付近で右に入る。200m程先、三角の角地の
桜の木の下に庚申塔が立っていた。

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庚申塔 安永5(1776)青面金剛立像 六臂 前手のあたりが溶けかかっているが
右手に鈴、左手にショケラと思われる。右側面に奉造立青面金剛童子とある。
左側面には木崎領三室松ノ木講中三十三人と刻まれていた。

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邪鬼と三猿も溶けかかっている。横向きに彫られた三猿が細くなって心細い。