三室道交差点路傍 緑区道祖土4 [地図]

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道祖土小学校の東100mほどのところを南北に通る道を三室道と言うらしい。
ここから北へさらに100mほどいった交差点の北西の角、電信柱の陰に庚申塔が
立っていた。このあたりで三室道は緩やかに右にカーブする。

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庚申塔 文化13(1816)側面に東西南北七地名が刻まれている。彫りは薄く
はっきり読めるのは江戸道くらい。時間をかければ読めるだろうか?
側面に足立郡道祖土村講中と刻まれていた。

折本宅前 緑区道祖土4 [地図]

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上の庚申塔の交差点から北東へ70mほどの三差路を右折するとすぐ左手の
住宅の前に三基の石塔が並んでいるのが見える。

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左 馬頭観音 正徳5(1715)忿怒相三面六臂 多少赤茶けた色がついているが
三面ともきりりとした表情で、全体に彫りもはっきりして見やすい。足の
下の正面にこれもくっきりと浦和領道祖土村講中二十二人と刻まれていた。

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中 庚申塔 宝永6(1709)青面金剛立像 合掌型六臂 邪鬼の首がかなりねじれて
いかにも苦しそうだ。右脇には庚申結講之掛銭云々と続くがうまく読めない。
下部の三猿の左脇に道祖土村右脇に同行貳十人と刻まれている。

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右 庚申塔 安永9(1780)青面金剛立像 合掌型六臂 小さい石塔だが最下部の
三猿まで狭いところで頑張っていてほほえましい。青面金剛も個性的だ。
右側面に足立郡道祖土村、左側面に講中二十二人と刻まれていた。

地蔵堂 緑区道祖土3 [地図]

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第二産業道路の総合教育センター交差点の少し南から西南に向かう細い道を進む。
道なりに300mほど三差路にぶつかる直前の右手に地蔵堂があった。門を入って
左手の小堂の中に六地蔵と地蔵菩薩立像が見える。

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六地蔵 六体の内四体は光背に宝暦二(1752)と刻まれていた。

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地蔵菩薩立像 寛文9(1669)この年代のものとしては信じられないほどきれいだ。
350年の時を越え静かな表情で佇んでいる。

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お堂の奥に墓地が広がる。その前にやや大型の石仏が並んでいた。

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金剛界大日如来坐像 元禄7(1694)堂々とした様子が印象的だ。

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胎蔵界大日如来坐像 元禄7(1694)一対になっているらしい。