緑区 東浦和

氷川神社西路傍 緑区東浦和5

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東浦和駅の北、初めての信号機のある交差点の北東路地の奥に庚申塔。

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安永2(1773)板駒型 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂 足元に邪鬼と三猿。
光背右下に大間木村講中十六人

清泰寺 緑区東浦和5

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境内に入ると塀の前にびっしりと庚申塔が並ぶ。全部で350基あるという。

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小型の文字塔がまるで庭の石材のように使われている。

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境内の西側に並ぶ庚申塔の前に自然石の庚申塔 万延元年(1860) 正面に
隷書体で「三百庚申塔」と刻む。親庚申塔になる。

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裏に回ってみるとやはり隷書体で年号が刻まれている。

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西側の塀沿いに一列に文字塔が並ぶ中に庚申塔 天明3(1783)板駒型 日月雲
青面金剛立像 鈴・ショケラ持ち六臂。下部にM字型の邪鬼と三猿。

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右側面「奉待庚申五拾度供養塔」上の文字塔の文字と合わせて考えると
天明3年に50基、万延元年に300基、全部で350基の庚申塔となる。

吉場墓地 緑区東浦和5

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清泰寺と隣接している真裏の墓地。門を入ってまっすぐ歩くと右手に庚申塔。

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明和元年(1764)板駒型 青面金剛立像 鈴・ショケラ持ち六臂。はっきりとした
彫りだが、全体におとなしい印象を受ける。下部に邪鬼と三猿。鶏は見えない。
下の台の正面に勧化中三拾人と刻む。

西谷自治会館 緑区東浦和5

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西谷自治会館の奥の墓地の前にポツンと庚申塔。

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安永5(1776)板駒型 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足元の邪鬼は蟹のようだ。

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塔の左側面 見沼領大間木村 西ヶ谷戸 願主 澤野武大母と刻む。

岡村家墓地 緑区東浦和7

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清泰寺から北へ歩いて200mほど、交差点の角に墓地があり、奥に庚申塔が並ぶ。

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寛政12(1800)山型角柱 正面に堂々とした字で「庚申塔」

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塔の右側面 足立郡大間木村 會野谷・梅所講中 世話人二名の名前を刻む。

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左側面 年号に続き 東野孝保書。その下の台の端に浦和石工 権八良。

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寛延2(1749)笠付角柱 日月雲 青面金剛立像 六臂 珍しくショケラを右手に
鈴を左手に持つ。下部に邪鬼・二鶏・三猿。

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右側面中央 梵字「奉建立青面金剛童子」脇に年号。下に祈二世安楽所。

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左側面「庚申待供養塔」武蔵國足立郡 見沼郡大間木村講中と刻む。


東浦和7丁目東浦和駅前通り路傍 さいたま市緑区東浦和7-6

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東浦和駅前通りを北に向かい、国道463号線との交差点に至る200mほど手前
東側路傍、住宅の角のところに庚申塔が立っていた。

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庚申塔 延享3(1746)日月雲 青面金剛立像 鈴・ショケラ持六臂。鈴持ちで
頭頂部が平らな髪型、ドクロの首輪、後の二組の腕が直角に折れている。
川口でよく見たあのパターンだ。確認してみると、近くの赤山街道沿いの
塚の上に並ぶ二基の庚申塔も、近くの岡村家墓地の庚申塔もこの型だ。

赤山街道によって川口とは交通や文化の交流も盛んだったはずで、両所で

同じ系統の庚申塔が見られるのだろう。

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足元に邪鬼。割合しっかりと二鶏が彫られ、さらに三猿と続く。

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塔の右側面「奉建立庚申塔為二世安樂也」脇に武州大崎領大間木邑と刻む。
左側面には年号。下部に講中貳十二人と刻まれていた。


尾間木小学校北路傍 さいたま市緑区東浦和8-14

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尾間木小学校の北沿いの道路、小学校の向かい側の路傍、生垣の中に
庚申塔が立っていた。

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庚申塔 天明8(1788)正面 日月雲の下に「庚申供養塔」と彫る。

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遠目には白い汚れの模様のようにも見えるが、塔の下の台の正面に
ひっそりと三猿が彫られていた。

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塔の右側面に年号。左側面には足立郡大間木邑 講中十八人と刻む。

 

井沼方薬師堂 緑区東浦和2

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井沼方薬師堂の門を入ると右側に、薬師堂をバックに阿弥陀如来坐像と庚申塔。

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延宝4(1676)舟形光背 青面金剛立像 右手に羂索、左手に合掌したショケラ。
光背上部に「諸願成就」、右脇に武州足立郡井沼方村、左脇 年号に続き
施主 吉左衛門と刻む。足元には邪鬼は見当たらず、三猿を彫る。江戸初期。
二臂の青面金剛は珍しい。腰には虎の袴が見える。ユニークな庚申塔だ。

明神神社 緑区東浦和2

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明神神社の鳥居の先、参道の左側に庚申塔。

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宝暦7(1757)板駒型 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。表面は風化が進む。

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邪鬼は仰向けで腹部に青面金剛の足を受ける。三猿はくつろいでいる。

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塔の左側面に足立郡井沼方村講中 続いて年号を刻む。

富士見坂通り北路傍 緑区東浦和3

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東浦和駅前通りから西に向かう富士見坂通りがT字路にぶつかる少し前の
北側路傍、雨除けの下に庚申塔。

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寛延4(1751)笠付角柱 日月雲「庚申供養塔」右側面に年号、左側面に
武州足立郡大牧村講中十人と刻む。

内谷墓地東南角 緑区東浦和9

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尾間木小学校の北西、内谷墓地の角に6基の石塔が並ぶ。左の2基が庚申塔。

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宝永5(1708)丸彫重制 大きな台と角柱の塔の上に青面金剛坐像。

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この角度からは二臂に見えるが破損の跡が見られ少なくとも四臂と思われる。

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青面金剛が座る台座の正面に邪鬼と三猿を彫る。邪鬼の表情が面白い。

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塔の正面 梵字の下に「奉造立青面金剛童子二世安楽之処」続いて右脇に年号。
左脇に大間木村庚申待供養施主敬白。両側面に講中25名の名前を刻む。

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延享4(1747)笠付角柱。笠が大きい。中央に「庚申供養塔」左側面には年号。

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右側面 足立郡大間木村施主貳拾五人と刻む。

駒形バス停南路傍 緑区東浦和9

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国道463号線駒形バス停の南の路傍、東側のマンションの前に庚申塔が並ぶ。

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宝永6(1709)笠付角柱 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足元にカマキリのような
ポーズの邪鬼と三猿。光背右に「奉供養庚申諸願成就」木崎領中尾村施主十二人。

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延享5(1748)荒彫角型 中央に「奉造立庚申塔」右脇に年号。その下に中尾村中。
左脇には施主新藤氏。