県道65号線西路傍 見沼区御蔵 [地図]

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県道65号線を山崎から東新井に向けて北上する。バス停御蔵騎西屋前のすぐ先で
斜め左に折れ片柳郵便局方面に向かうとすぐ左手に祠があった。

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祠の中に三体の石仏が祀られていた。暗いうえに格子越しなので細かい情報は
確認できないが・・・左 馬頭観音立像 宝永元年(1704)光背に奉造馬頭観世音
御蔵白岡講中と刻まれている。三面忿怒相八臂。朱塗りの跡が見える。

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真ん中 馬頭観音立像 享保18(1733)六臂。願主白岡村。左に御蔵村とも刻む。

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地蔵菩薩立像 左側面に御蔵村講中と彫られている。年代は右側面なのだろう。
残念ながら確認できなかったが他の二基と同年代だろうか?

片柳郵便局南 見沼区東新井 [地図]

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上の祠から北へ向かうと県道214号線の広い道に出る。通りを越えてゆくと
すぐ右手に小堂が立っていた。中に立っていたのは庚申塔 元禄2(1689)
青面金剛立像 合掌型六臂。上左手にショケラをささげ持っている。光背の
右に奉造立庚申供養諸願成就所敬白、左には新井村と刻まれていた。

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柵が邪魔で無理やり撮影したが、下の三猿がうまく確認できない。残念。

薬師堂 見沼区御蔵 [地図]

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そのまま細い道を奥に進むと正面に薬師堂が見えてくる。門を入って左側
三基の石仏が立っているのが見えた。

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念仏講供養塔 天保10(1839)上部には地蔵菩薩坐像が彫られていた。
正面に大きく當村念佛講中とある。

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雨除けの下、庚申塔 宝永4(1707)合掌型六臂。これも上左手にショケラを持つ。
邪鬼は正面向き。ひとつの形だ。三猿の下には40名近い人の名前が見える。
右側面に御蔵村、左側面に白岡村(?)と刻まれていた。

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地蔵菩薩立像 正徳3(1713)輪光背を持つ。右脇に奉供養大乗妙典六十六部。
左には願主 御蔵村 性海と刻まれていた。

片柳中学校東路傍 見沼区御蔵 [地図]

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片柳中学校の東、県道214号線の裏道になる細い道の角に石塔が立っていた。
馬頭観音立像 文政7(1824)二臂。側面に南、西、北三方向と五地名が見える。
左側面には足立郡南部領東御蔵村と刻まれていた。