見沼区 片柳

西山通り南台バス停付近路傍 見沼区片柳

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緑区三室から北へ向かう西山通りの南台バス停のすぐ北路傍に庚申塔。

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真ん中に大きな庚申塔、左右に脇侍のような石塔。三尊形式を思わせる。

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明和2(1765)笠付角柱型 日月雲 青面金剛立像 鈴・ショケラ持ち六臂。
足元に邪鬼と三猿。二鶏は確認できない。

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左側面 上部に年号。その下に東山村 続いて多くの名前を刻む。右側面にも
多くの名前が見られ、左右を合わせて講中25人になる。

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明和7(1770)光背右 南無右方童子 光背左 講中二十人講親 個人名。経典を持つ。

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明和7(1770)光背右 南無左方童子 光背左 年号。香炉を持つ。左右で一対。

西山通り路傍 見沼区片柳

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上の庚申塔から北へ50mほど西側の路傍、畑の中に庚申塔。

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元禄5(1692)舟型光背 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。年相応にカビが目立つ。
光背右「奉造立庚申供養諸願成就所敬白」左には年号。邪鬼・三猿・二鶏が揃う。

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三猿の下の部分、右上に二村。続いて結衆7名の名前を刻む。

三国コカ・コーラ前 見沼区片柳

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県道214号線根木輪バス停付近、三国コカ・コーラ前に三基の庚申塔。

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寛文元年(1661)板碑型。上部に日月 中央に大きめな三猿、その下に二鶏を彫る。

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下の平らな部分に片柳村とあり、9人の名前を刻む。

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正徳元年(1711)笠付角柱型 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。上左手にショケラ。
M字型の邪鬼の下に三猿・二鶏。左側面 年号。右側面「庚申満願塔」片柳村。

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三猿の下の正面に法輪と卍、両脇にはそれぞれ施主 敬白と刻む。

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元禄8(1695)舟型光背 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂 上左手にショケラを持つ。
足元にはややひしゃげた邪鬼。下に三猿・二鶏。光背右には「奉造立庚申供養」
続いて下に片柳村。光背左には年号を刻む。

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三猿の下、結衆17名の名前を刻む。


常泉寺入口路傍 見沼区片柳 

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常泉寺の山門に向かう細い道の右側路傍に庚申塔。

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文化7(1810)山型角柱 日月雲 青面金剛立像 剣ショケラ持ち六臂。
塔の右側面に年号。左側面には 武州足立郡南部領片柳村。

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細部まで丁寧な彫り。青面金剛はちょっと右に視線を向けて立つ。

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腹部を踏みつけられてその足をつかむ邪鬼。頭を踏まれ身動きもできない邪鬼。
なんとも個性的だ。その脇には二鶏を彫る。

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下の大きな台の正面に三猿。ハッピを着た猿たち。やはり非凡だ。

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三猿の彫られた台の両側面に願主として28名の名前を刻む。

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台の裏には林道町 石工武兵エ。文化年間に活躍した岩槻石工 田中武兵衛の作品。
野ざらしになっているのは残念だ。

大宮聖苑南切通し 見沼区片柳

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上の庚申塔の東300mほどの大宮聖苑の南の切通しの脇、雨除けの下に庚申塔。

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文化7(1810))山型角柱 日月雲 青面金剛立像 剣ショケラ持ち六臂。
塔の右側面に年号。左側面には 武州足立郡南部領片柳村。上の庚申塔と
まったく同じ構成。

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青面金剛はそれぞれの手、胸の筋肉、衣服など実に細かく表現されている。

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こちらの邪鬼も非凡。右の邪鬼は臀部を踏まれ、二匹とも本当に苦しそう。
脇に彫られた二鶏も美しい。

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三猿の自由さ、動きのある表現にも驚く。ハッピを着た猿たちが踊っている。
聞か猿は後ろ向きで頭が反り返っている。エネルギッシュな空間だ。

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こちらの台の側面にも願主28名の名前が刻まれている。

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台の裏、林道町 石工武兵エ。上の庚申塔とともになんとか保護してほしい。

染谷新道交差点脇 見沼区片柳

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染谷新道交差点の西脇、県道214号線北側沿いに二基石塔が並んでいた。
庚申塔 明和8(1771)青面金剛立像 剣ショケラ持ち六臂。

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右側面 年号の下、片柳村、願主27名の名前を刻む。

大宮共立病院西路傍 見沼区片柳

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大宮共立病院の西の道を南に入りすぐ細い道を右に折れると小堂の中に庚申塔。

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寛政10(1798)笠付角柱 日月雲 青面金剛立像 剣ショケラ持ち六臂。

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腕に蛇が絡みつく。両足の間には虎の頭、その上に竜の姿が見える。
塔の左側面 武州足立郡見沼領片柳村、右側面に年号。

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足元に二匹の邪鬼。その下に二鶏を配し、台の正面に三猿。充実している。

万年寺 見沼区片柳

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万年寺の本堂の左の茂みの中に庚申塔。

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天明7(1787))笠付角柱 日月雲 青面金剛立像 剣ショケラ持ち六臂 。
邪鬼・二鶏・三猿が揃う。

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右側面 「奉造立庚申供養塔」脇に年号。

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左側面 武州足立郡片柳村講中と刻む。

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その向かい側、墓地の前に大型の庚申塔。

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天保12(1841)笠付角柱 青面金剛立像 剣ショケラ持ち六臂 。頭のてっぺんから
足の先まで、合掌したショケラの指の先まで、実に細かく丁寧に彫られている。
塔の左側面には武州足立郡見沼領片柳村、右側面に年号を刻む。

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頭の真ん中にドクロ。剣・法輪を持つ手の先まで血が通っているかのようだ。

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腰には寅の頭と龍。合掌したショケラもリアルに表現されている。

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足元には二匹の邪鬼。狛犬のような顔。一匹は正面を向き、もう一匹は横を向く。

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下の台の正面にハッピを着た三猿。片手で口を抑えなにかを指さしている言わ猿、
片耳だけ塞いだ聞か猿、寝そべっている見猿、自由奔放な猿たち。

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三猿が彫られた台の両側面には講中46名の名前が刻まれる。石工名は見られないが
先の二つの庚申塔同様、岩槻石工田中武兵衛かその関係者の手によるものだろう。
いずれにしても第一級の作品であることは間違いない。