三室堂南西路傍西側 緑区馬場2 [地図] 昨日紹介した松木の桜の樹の下の庚申塔から北へ歩く。この道は三室堂へ続く。 100mほど行った左側の路傍に庚申塔が並んでいた。 右 庚申塔 元禄7(1694)青面金剛立像 合掌型六臂 光背に奉供養庚申待までは わかるがあとは白カビのためうまく読めない。 左 庚申塔 天明3(1783)正面に庚申供養塔とあるが詳細は不明。 三室堂南西路傍東側 緑区馬場2 [地図] さらに北へ30m程、今度は右手住宅の前に小堂が見えてくる。 地蔵菩薩立像 宝暦4(1754)光背右に奉造立地蔵尊為二世安楽也と刻まれていた。 左脇には木崎領三室之内馬場邑中とある。彫りも深くカビも見当たらず美しい。 お地蔵様はちょっと眉をしかめていらっしゃるように見える。 三室堂 緑区馬場2 [地図] 北へ向かう道は一度坂を下り、再び登っていく。登りきったあたりの右手に 三室堂がある。門は南側にあるが北の通用口のほうが利用しやすい。門の右、 宝筐院塔と並んで庚申塔が立っていた。 庚申塔 宝暦5(1755)青面金剛立像 合掌型六臂 左側面に三室村講中拾貳人とある。 門の前の右側 阿弥陀如来立像 寛文9(1669)江戸前期のものだが大変美しい。 光背右には念佛供養為二世安楽也、光背下部両脇に十数名の名前を刻む。 門の前の左側 地蔵菩薩立像 延宝3(1675)光背左下、同願貳拾人と刻まれていた。 光背右には奉建立地蔵大菩薩念佛講二世安楽所と読める。 三室堂西路傍 緑区馬場2 [地図] 三室堂の北から西に向かう道を進むとT字路に突き当たる。右角の住宅の ブロック塀の中に小堂があった。 中には地蔵菩薩立像 元禄7(1694)光背に奉供養念佛講二世安楽所と刻まれている。 足元に約20名の名前が刻まれていた。この写真では於漣から於龜、ほとんどが 女性と思われる。最後に3人男性名があるが世話人だろうか。 三室中学校北 緑区馬場1 [地図] 東浦和駅前通りから三室中の北を左折して100m先の右手壁の中に石塔が見える。 天地百庚申塔 文化9(1812)正面に大きく天地百庚申、松尾大明神、氷川大明神と 彫られている。願主 清水氏。日月を表した笠が面白い