別所稲荷共同墓地 北区別所町[地図]

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旧中山道つつじヶ丘公園西交差点を西に入り、JR高崎線を越え300m程行くと
右手に別所公園がある。その隣が別所稲荷神社。続いて共同墓地がある。

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入口右に地蔵菩薩立像 寛政元年(1789)奉造立地蔵菩薩為現世安穏後生善處

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入口左 地蔵菩薩立像 正徳3(1713)こちらも現世安穏後生善處と刻まれている。

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その奥の小堂には六地蔵と如意輪観音坐像が祀られていた。

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六地蔵の右の三体の顔は卵型をしている。その台座には大谷領別所、柏座村
日乗院などの文字があり、寛政と天保の命日が刻まれている。

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左の三体は四角顔で眉間の白毫が目立つ。左の台には文政の文字が見えるが
他の二体の台には昭和46年秋彼岸別所稲荷墓地維持会再建と刻まれている。
地蔵像は三体とも同じ特徴を示しているので台を修復したということだろうか。

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如意輪観音坐像 文政5(1822)二臂 均整のとれた美しい坐像である。台座正面に
念佛供養塔、左側面に別所村講中 世話人 阿弥陀堂と彫られていた。

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入口右手の奥にもう一体お地蔵様が祀られている。地蔵菩薩立像 享保4(1719)
正面に岩船地蔵、右側面には別所村中 施主敬白と刻まれていた。

庚申公園 北区別所町[地図]

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別所稲荷墓地の東200m程の位置、高崎線の西すぐを北に入ると庚申公園。
北東の隅に祠が立っていて隙間から中を覗くと庚申塔が祀られていた。暗くて
細かい部分はよく見えないが、資料によると宝暦4(1754)のものらしい。
下部の鳥居のあたりに三猿が彫られている。

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青面金剛は右手に剣左手にショケラを下げ、両足で二匹の邪鬼を踏んでいる。

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祠の右手には猿の像などが置かれていた。

馬喰新田バス停付近 北区別所町[地図]

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旧中山道、北区から上尾市に変わる市境付近、左手に堂が立っていた。

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不動明王 年代不明 お世話している方に戸を開けていただいて撮影できた。

別所町鈴木宅 北区別所町[地図]

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別所公園のあたりでしらかば通りから南に入って50m程行くと、民家の庭の
角に庚申塔が見える。明治25(1892)正面に庚申猿田彦尊と刻まれていた。