坂本庚申塔 北区赤羽台1-1 赤羽駅西口から北へ歩き300mほど、ガードのある交差点を斜め左に曲がって 坂道を登って行くと左手に小堂がある。この坂は「うつり坂」というらしい。 庚申塔 延宝8(1680)板碑型 彫りが薄くなっていて読みにくい。 近づいて確認してみると梵字の下「奉造立庚申二世安樂処」両脇に施主敬白。 赤羽台団地内猿田彦神社 北区赤羽台1-4 赤羽駅の北西、赤羽台トンネルの上にひろがる赤羽台団地、トンネルの東の 緑地の中に猿田彦神社があった。祠の中に四基の石塔が立っている。 右 猿田彦大神塔 自然石に「猿田彦大神」當所 講中 二十七人と彫られていた。 造立年代などの銘は見当たらない。 隣 庚申塔 享保7(1722)日月雲 青面金剛立像 剣・ショケラ持ち六臂。 前に台があって写真は撮りにくい。 下部には二鶏と丸みのある邪鬼が結構しっかりと彫られている。三猿はさらに その下の部分に彫られているが、残念ながら狭くてうまく写っていなかった。 右側面に年号。その下に十数名の名前を刻む。左側面にもまた十数名の名前があり 合わせて講中30人ほどになるだろうか。 その左 庚申塔 享保5(1720)日月雲 青面金剛立像 鈴・ショケラ持ち六臂。 足元に邪鬼 二鶏。隣の庚申塔とよく似ている。こちらは三猿までしっかり見えた。 塔の右側面に年号。下部には3名の名前。左側面にも3名の名前を刻む。 左端 庚申塔 青面金剛立像 合掌型六臂。風化が進み全体にはっきりしない。 青面金剛のフォルムも樽のような印象だ。足元には邪鬼だろうか? 造立年など、詳細は確認できなかった。 宝幢院墓地 北区赤羽台3-29 赤羽台団地の西、桐ヶ丘体育館の南の一帯に多くのお寺の墓地が広がっていた。 宝幢院墓地の中央付近に歴代住職の墓地があり、その入口の両側にお地蔵様が 立っている。北側のお地蔵様は庚申塔だった。地蔵菩薩立像 正徳2(1712) 上部には梵字(カ)、顔の脇には庚申供養と彫られている。お地蔵様は口角が 上がり、微笑んでいるように見える。 右脇 西のあとはカナクギ文字だがひらがなか?その下に 東 岩付道と刻む。 左脇には 南 江戸・道。続いて年号。その下に講中敬白と刻まれていた。